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A2J スーパーサヴェージ (英:A2J Super Savage)は、ノースアメリカン社が1950年代初めにAJ サヴェージの拡大発展型として試作した艦上攻撃機である。2機のみ試作で終了した(シリアル:124439/124440)〔Gordon Swanborough, Peter M. Bowers, "United states Navy aircraft", Annapolis, Maryland, Naval Institute Press, 1976, pgs. 591, ISBN 0-87021-792-5〕。 == 設計と開発 == A2Jは、能力が不足し、艦上機として満足できるものでなかったAJ サヴェージに代わるものとして計画された〔Miller, Jerry, "Nuclear Weapons and Aircraft Carriers," Washington D.C., Smithsonian institution Press, 2001, pgs. 90-99, ISBN 1-56098-944-0〕。A2Jは基本的にAJの拡大版であり、2基のレシプロエンジンの代わりにアリソンT40ターボプロップエンジンを装備し〔航空ファン別冊 No.35 アメリカ軍用機1945~1987 海軍/陸軍編 文林堂 雑誌コード03744-2 P25〕、また尾部には取り外し可能なターボジェットエンジン1基を備えていた。艦上機であることから主翼は折り畳みができる〔。胴体内には爆弾倉が設置され、尾部には自衛武装として遠隔操作式の機銃を装備する計画であった〔。 試作機2機の製作は1948年10月1日に始められたが、エンジン開発の遅れから、初飛行したのは1952年1月4日のことであった〔Wagner, Ray, "American Combat Planes," third edition, Garden City, NY, Doubleday & Company, 1982, pgs. 389-490, ISBN 0-385-13120-8〕。 競作となったダグラスXA3Dの試作はA2Jの試作命令が出された翌年に開始され、1952年10月に初飛行を行った。A3Dははるかに優れた性能を示し、それがA2Jの運命を決定づけた。 A2Jの失敗の根本的原因は、アリソンT40エンジンの開発の遅延と低い信頼性であった。T40エンジンはアリソンT38エンジンを2基組み合わせ、ギアボックスを介して2つの大きなコントラ・プロペラを回転させるという斬新な設計であったが、信頼性が極めて低いことが明らかとなった。 T40エンジンは開発中のA2D スカイシャークとXF-84Hサンダースクリーチにも使われていた。エンジンに関するいくつもの事故を経て、A2Jプロジェクトは放棄された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「A2J (航空機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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